マイナンバーカードを使った電子申請や届出等を行う際は、マイナンバーカード用に「カードリーダー」が必要になります。これは自宅のPCを使って公的認証サービスを利用する場合も同様です。しかし、カードリーダーが内蔵されているPCはあまり見かけません。そこで最近では、「外付けカードリーダー」というものが注目されています。
こんな方にオススメ
- 自宅でマイナンバーカードによる電子申請を行いたい方
- どのようなカードリーダーを購入すれば良いのか知りたい方
この記事でわかること
- マイナンバーカードに必要あんカードリーダーについて
- カードリーダーを購入する際の注意点
自宅での手続きに必要な「カードリーダー」とは
外付けカードリーダーとは、PCにUSBプラグで接続できる周辺機器です。
もし近くにノートPCがあれば、本体側面を覗いてみましょう。長方形型の差込口がUSBプラグの接続部です。
ここに接続できるカードリーダーを使って、様々な電子申請をすることができます。


カードリーダーには2種類ある
一口に「外付けカードリーダー」といっても、その種類は2通りあります。
まずひとつは、「接触式」です。これはマイナンバーカード裏側についているICチップと機器内部の端子が接触し、情報を読み取る仕組みです。差込口にカードを挿入して使います。
もうひとつは、「非接触式」です。これは近距離無線通信規格「NFC」のチップを読み取る仕組みで、マイナンバーカードの大きな特徴でもある「かざして認識できる」使い方を実現するものでもあります。
非接触式は、接触式のように端子とICチップを直に接続させるものではないので、カードが摩耗しないという利点があります。
NFC=(Near field communication)
近距離無線通信規格の一種で、マイナンバーカードのほか、運転免許証やtaspoにも搭載されている
マイナンバーカードに対応したカードリーダーは、公的個人認証サービスポータルサイトから確認できます。
カードリーダーはどこで売ってるの?
では、外付けカードリーダーはどこで売られているのでしょうか。
最近では、家電量販店以外にも、ネット通販でも多くのカードリーダーが販売されるようになりました。
ネット通販・フリマアプリでの購入
ネット通販やフリマアプリ等で「外付けカードリーダー」と検索すると、様々な種類やメーカーの製品が出てきます。また、フリマアプリでは新品のみならず中古の製品も取引されています。
これらを利用すれば、自宅にいながら目的の製品を入手できます。ただし、中古品は保証の対象外である場合が多く、低品質の製品が販売されることや、有名メーカーの製品が高値で転売されることもあります。
中古品を購入する際は商品の状態や中古相場を調べてから購入するようにしましょう。
実店舗での購入
マイナンバーカード用カードリーダーを最も確実にな入手する方法は、大手家電量販店等の実店舗での購入です。
最近の家電量販店では、有名メーカーの外付けカードリーダーがずらりと並ぶようになりました。中には特設のコーナーを設置する店舗もあるほどです。去年からマイナンバーカードを使った電子申請が注目され、それに従って外付けカードリーダーにも消費者の目が向けられるようになりました。
実店舗でに行って、「外付けカードリーダーが欲しい」と店員に言えば、対応してください。

マイナンバーカードに対応しないカードリーダーも
外付けカードリーダーを購入したとしても、それが確実に動作しなければ意味がありません。
ネット通販でも実店舗でも、パッケージに「マイナンバーカード対応」と書かれた商品を購入するようにしましょう。たとえば先述のNFCチップですが、これにはいくつか種類が存在し、マイナンバーカードはType Bに対応しています。
非接触式カードリーダーの中には、Type Bに対応していないものもるため、これらの規格はよくチェックしておく必要があります。