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マイナンバーカードのデータが悪用されるって本当?悪用されたらどうなる?

マイナンバーカードは、他人にその情報を知られると悪用されてしまう!そのような噂が、SNSでも時折駆け巡ります。ですが、それは本当でしょうか? もしもマイナンバーカードに記載されている情報を他人に暗記されてしまった場合、またはカードが他人の手に渡ってしまった場合、大事な個人情報を抜き取られてしまうことはあり得るのでしょうか?

こんな人にオススメ
✓マイナンバーカードのセキュリティに不安を感じている人
✓マイナンバーカードに施されているセキュリティ対策を確認したい人

この記事でわかること
✓マイナンバーカードの安全性
✓紛失・盗難時の行動

目次

マイナンバーカードのセキュリティ上のリスク

マイナンバーカードには、厳格なセキュリティが施されています。

マイナンバーカードの電子証明書のパスワードは、全部で4種類。

①署名用電子証明書パスワード
②利用者証明用電子証明書パスワード
③住民基本台帳用パスワード
④券面事項入力補助用パスワード

そのうち①は数字とアルファベットが混在した6~16文字、それ以外は4桁の数字で構成されるパスワードです。では、もし悪意を持った誰かがマイナンバーカードを盗んで、電子認証を行ったとしましょう。当然ながら、一番最初にパスワードを要求されます。

署名用電子証明書パスワードは5回、他のパスワードも3回間違えると、そこでロックがかかります。こうなると、マイナンバーカードの持ち主が発行の市町村に足を運んでパスワードの再設定をしなければなりません。

うっかり何回も間違えると認証自体ができなくなるというリスクもありますが、その分だけセキュリティ性が高くなっています。

マイナンバーカードが悪用されるリスクはあるのか

マイナンバーカードを携帯して外出する以上、常に紛失や盗難の可能性があります。

そうでなくとも、マイナンバーカードに記載されている情報を誰かに目視されてしまった……ということは考えられます。それらの情報は、後々悪用されてしまう可能性があるのでしょうか? このあたりも、SNS等でよく議論されている事項です。

ですが結論を先に言えば、他人のマイナンバーカードを使ってなりすましを画策したり、犯罪に利用したりすることは極めて困難な作りになっています。以下、それぞれのパターンを想定しながら解説していきます。

マイナンバーカードの表面と裏面を暗記もしくは写真撮影された場合

まずは、悪意ある他人にマイナンバーカードを暗記されてしまった場合を想定してみましょう。

実はこうしたことは、クレジットカードでよくあります。他人にカード情報を暗記され、あとでネットショッピング等で使い込まれてしまうという例です。マイナンバーカードでも、このようなことが起こってしまうのでしょうか?

まず、マイナンバーカードに記載されている情報は、持ち主の氏名と住所、顔写真、生年月日、性別、カードの有効期限、臓器提供の意思、そしてマイナンバーです。これらの情報から、より詳しい個人情報を抜き取ったり、犯罪目的のなりすましなどに悪用されることはありません。

マイナンバーカードをオンラインで利用するには、カード本体と認証のためのパスワードが必要です。マイナンバーを知っていても、その他の個人情報を盗まれる心配はありません。

これはマイナンバーカードを写真撮影された場合も同様です。しかし、だからといって自分のマイナンバーカードの画像をSNS等に投稿する行為はやめましょう。

マイナンバーカードが盗まれた、または一時的に他人の手に渡った場合

マイナポータル|マイナンバーカードでマイナポータルに何度かログインに失敗するとロックがかかりますか。 などをもとに作成
https://faq.myna.go.jp/faq/show/2404?category_id=13&site_domain=default

では、もしもマイナンバーカードが盗まれた場合、または僅かの間でも他人に持ち出されてしまった場合はどうでしょうか。

その場合も、マイナンバーカードの持ち主になりすますことはまず不可能と言っていいでしょう。マイナンバーカードには本人の顔写真があります。金融機関等での諸手続きの際にマイナンバーカードを使う時は、顔写真を使った本人確認が義務付けられています。

さらに、カード本体に内蔵されているICチップには、重要な情報は記録されていません。このあたりはよく誤解されていて、「もしもICチップにアクセスされたら全ての情報が流出する」と言われてしまうこともあります。

しかし、カード所持者の税金や年金に関する記録等、その人にとっての大事な情報はICチップにアクセスするだけでは分かりません。

マイナンバーカード紛失とパスワード流出が同時に起こらない限り、他人は核心的な部分にはタッチできません。逆に言えば、それだけパスワード管理は大切ということです。

とは言え、盗難や紛失は一大事です。その場合は以下のコールセンターに電話して、利用の一時停止手続きを行うことができます。

マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178
個人番号カードコールセンター 0570-783-578 

マイナンバーカードの不正利用が確認された場合

マイナンバーカードの不正利用が確認された場合も、以下の電話番号に連絡しましょう。

マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178
個人番号カードコールセンター 0570-783-578 

マイナンバーカードはセキュリティ対策も万全

SNSでは今でもマイナンバーカードのセキュリティに対する不安点・懸念点が叫ばれていますが、一方でマイナンバーカード自体が非常に堅牢な仕組みを有していると言えます。

正しい知識を持ち、上手にマイナンバーカードを活用しましょう。

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