マイナンバー(個人番号)が必要な手続きをしようとしたときに、自分のマイナンバーがわからないという経験をした方は多いのではないでしょうか。実は、マイナンバーカードがなくても自分のマイナンバーを確認することは可能です。
この記事では、マイナンバーの提出が必要な場面や、自分のマイナンバーを確認する方法について解説します。
こんな人にオススメ
✓ 自分のマイナンバーがわからずに困っている人
この記事でわかること
✓ 自分のマイナンバーを確認する方法
✓ マイナンバーがわからない時にするべきこと
マイナンバー(個人番号)の提出が必要な場面
マイナンバーは社会保障・税・災害対策に関わる行政手続きで使用されます。そうした手続きをする際は、民間企業や行政機関に自分のマイナンバーを提出する必要があります。

マイナンバーの提出が必要な場面の具体例として以下のようなものが挙げられます。
- 給与を受け取るとき
- 生活保護や雇用保険の申請
- 平成28年分以降の税の確定申告
- 金融機関で株、投資信託、公社債などの証券取引をするとき…
総務省がマイナンバーの提出を求められる主な手続きについての詳しい情報を以下のページにまとめています。
自分のマイナンバーがわからない時に確認する方法
まず、自分のマイナンバーがどこで確認できるのかを整理しましょう。実はマイナンバーカードを持っていなくても、自分のマイナンバーを確認することができます。

マイナンバーカードの他に、通知カードや住民票の写しで自分のマイナンバーを確認することができます。
1.マイナンバーカード
マイナンバーカードの裏面にマイナンバーが記載されています。

ここで注意が必要なのは、マイナンバーとマイナンバーカードは全く別のもので、それぞれ異なる使用目的があるという点です。マイナンバーカードは「ただマイナンバーが記載されたカード」というわけではありません。
住民票を含む各種証明書をコンビニで発行できるようになったり、各種手続きのオンライン申請ができたりなど、マイナンバーカードひとつでできることが多くあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

2. 通知カード
実はマイナンバーカードを取得せずとも、2015年11月~12月にかけて全国民に配送された「通知カード」で自分のマイナンバーを確認できます。

ただ、通知カードの新規発行・再交付は既に廃止されているため、現在は取得することができません。マイナンバーの提出が必要で、通知カードを既に紛失してしまっている場合は、マイナンバーカードを取得するか、後で示すようにマイナンバーが記載された住民票の写しを発行する必要があります。
3. マイナンバーが記載された住民票
市区町村窓口でその日のうちにマイナンバーが記載された住民票を受け取ることができます。通知カードやマイナンバーカードを持っておらず、急ぎでマイナンバーを知る必要がある場合は、この方法が最も効果的でしょう。
住民票の写しを発行するために必要な書類については、お住いの市区町村のホームページまたは、窓口でご確認ください。
マイナンバーは番号法に定められた事務に限り使用することができます。したがって、マイナンバーの提出が必要ない手続きにはマイナンバーが記載された住民票を提出できない場合があります(民間サービス利用時の住所証明など)。その場合はマイナンバーの記載が省略された住民票を改めて取得する必要があります。
マイナンバーカードの取得方法
先に述べたように、通知カードやマイナンバーカードを持っていない場合、マイナンバー記載の住民票を発行することで手早く自分のマイナンバーを確認することができます。
ただ、マイナンバー提出までに余裕がある場合は、マイナンバーカードを取得することをおすすめします。みんデジではマイナンバーカードの取得方法についても、
- 申請時来庁方式
マイナンバーカード交付を申請する際に役所に行く
- 交付時来庁方式
マイナンバーカードを受け取る際に役所に行く
の2パターンに分けて解説しています。

